2006年03月16日

vol.18 DJクラッシュ

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☆『しばらくして、彼が日本人だと分かったときはものすご
  くうれしかった。

  アタックのとらえ方とか、どこを頭とするかとか、実に
  日本的なんですよね』

                 〜土屋昌己〜

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 「サウンド&レコーディング・マガジン」土屋昌己インタ
  ヴュー(リットー・ミュージック/1997年10月号)
  より。

 

●土屋は、DJクラッシュが日本人であることを知らずにその
 音(アルバム『迷走』)を聴いて

 「これをイギリス人がやったら、ちょっと僕なんかやるこ
  とないな」

 と思ったそうだ。



 昔、日本のある音楽家が

 『日本人はリズム感が悪いのではなく元々身についていな
  い。

  日本人が持っているのは「間」の感覚であって「リズム
  感」は訓練しなければ身につかない』

 と発言しているのを聞いた記憶がある。


 日本人のリズム感覚についてはいろいろな説があるようで、
 他にもこの人は

 『日本人にとって最も難しいのはシャッフルである』

 と言っていた。


 これに関しては全く逆の

 『シャッフルこそ日本人が唯一得意とするリズムだ』

 という主張をする人もいるので本当のところはよくわから
 ない。


 しかし、土屋の発言にもあるように「日本人にしか出せな
 い『ビート感』」というものはあるような気がする。


 僕の場合は、90年代の高野寛や大貫妙子をはじめとする
 プロデュース作品、『スウィート・リベンジ』の
 「Same Dream,Same Destination」、

 などでの教授のプログラミングによるグルーヴに土屋やDJ
 クラッシュと同種の匂いを感じていた。


 とはいうものの、こう感じるのはなぜか打ち込みビートば
 かりで、本当に「日本人独特のビート感」なるものが存在
 するのなら、そういうドラマーが多数出現するのが自然だ
 と思うのだけど、

 少なくとも有名どころでは、やはり高橋幸宏しか思い浮か
 ばないのは不思議なものだ。

 
                   <文中敬称略>

 


  『迷走』DJクラッシュ

    詳細→ http://tinyurl.com/k85g7



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●あとがき

♪こんにちは、吉村でございます。


 遅ればせながら、教授のピアノソロツアーの映像を少し
 見ることができました。

 「Asience」がスロー・ヴァージョンだったのが個人的
 にはツボでございましたね(^^


 それではまた〜



posted by ヨシムラ タケヒロ at 12:05 | Comment(2) | 坂本龍一を考える。-メルマガ・バックナンバー
この記事へのコメント
楽器ができる人の打ち込みと打ち込みしかできない人のははね具合がちがうかな、まあその人の聞いていたものや知ってるバックグランドもちがうとまたかわるでしょうし、映画アラキメンタリの音楽がDJクラッシュで、やはりならではの音でした、売れる売れないはべつでこのならでは!てのを出すのが難しいんでしょうね、あざとくないならでは!、日々勉強です(^_^;
Posted by Q at 2006年03月16日 16:03
♪Qさん
「はね具合」-ぼくが鈍いだけかもしれませんがCDに合わせて楽器を弾いてみて初めて「この曲、ハネてたんだ」と気付く時がよくあります(^ ^;
「ならでは!」-結局これにつきるというかですね、これができれば創作活動における目標の大半は達成したことになるような気がいたしますね、ぼくのレベルですとー。
クラッシュさんは知人の楽器店での目撃談がありまして、MPCかなにかのチェック中だったそうですが、パーツひとつひとつを実に細かく丹念に調べていて、その鬼気迫る様子には圧倒されたそうです。あの音が出てくるのも納得しますね〜(^^
Posted by 吉村たけひろ at 2006年03月17日 11:54
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