2005年10月15日

vol.11 バンド

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☆『〜バンドという単語は、YMOにとても似合わない〜』

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 アルバム『UCYMO』ライナーノーツ(ソニー・ミュージック
  /2003年)より。

   詳細→ http://tinyurl.com/ckuxx
 


●先日のNHK-BSの「坂本龍一ライブ JAPAN TOUR 2005」
 はご覧になっただろうか。


 それぞれ、いろんな感想を持たれたことと思う。


 これは僕だけかもしれないが、ソロピアノや
 オーケストラもの、あるいは「1996」時のトリオ編成、
 M2Sなどのフォーマットでは全くそんなことはないのに、
 オリジナルアルバムリリース時のソロ名義の教授のライブ
 に接する度に昔から感じていたことがある。


 それは内容の是非とはまた少し違っていて、自分でも上手
 く言えないのだけど、なんとも言語化できない奇妙な居心
 地の悪さというか、スッキリしない感じがずっとつきまと
 っていた。


 おそらく理由はいくつかあると思うのだが、今回のライブ
 映像を見てひとつ気がついたことがある。


 それは、今回に限らずツアーに関する説明で教授本人はも
 ちろん、一般的にも、そして僕も使ってきた


 「バンド」という単語だ。



 「バンド」という単語には、僕にとってはどこか人力のイ
 メージと、ロック的なカタルシスを期待させるというか、
 肉体を温暖化させるエモーショナルな響きがある。

 
 しかし、実際の教授の音楽はそういった要素を意図的かど
 うかは分からないが排除する方向性に、少なくとも表面的
 にはサウンドの表情を寒冷化する方向に進んでいる。


 今回も「坂本龍一・10年振りのバンドツアー!」という
 「熱い」コピーが多用されていたこともあり、

 その歌い文句だけですでにアドレナリン分泌、体温上昇、
 という感じで僕の頭の中ではある程度のイメージができあ
 がってしまっていた。


 たとえば「坂本龍一プロジェクト・ツアー」みたいにクー
 ルな(?)名称を使って、イメージの統制が図られていた
 としたらもう少し印象も違い、個人的に抱いた違和感は軽
 減されていたようにも思う。


 つまり僕が感じた違和感のひとつとして考えられるのは、
 「バンド」という言葉と実像の温度差に起因するのではな
 いか、というのが現時点での結論だ。


 こうしてみると、ある時期のYMOは少なくともライブに
 おいては紛れも無く「バンド」だったように思う。


 初期YMOへのノスタルジーなど、まったく持っていないつ
 もりだったけれども、これが「バンド」という響きから
 僕が連想してしまうものの正体だったのかもしれない。




 「UCYMO」

   詳細→ http://tinyurl.com/ckuxx



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●あとがき

♪こんにちは、吉村でございます。


 僕は最近知ったのですが、当誌の約1000倍(笑)の
 読者数を誇る超巨大有名メルマガの発行者さんが、
 教授の熱烈なファンなんですね。


 編集後記によく教授のことを書いてらっしゃいます。

 現在、「B2-UNIT」の耳コピを計画中だそうです(すごい!)


 本も出版されていて、そちらの方は僕も以前に購入して、
 今でもよく、くり返し読み直しているんですが、


 とても親近感が湧いて来てしまいました。


 本もとても面白いです。


 細かいテクニックというより、基本的な考え方を
 身につけるのに役立つんじゃないでしょうか。


 どうも、最近のネットビジネス初心者の間では
 バイブル化しているようですが、
 それもうなずけますね。


 今、ネットで成功している人のサイトを見ると
 ほとんどがここに書いてある方法を使っています。


 僕はこういう方面には疎いので
 最初に読んだ時は衝撃的でした。


 批判もいろいろあるようですが
 ひとつのドキュメンタリーとしても
 とても興味深いです。


 いまのところ読んで楽しむだけで
 まだ全然実践できていませんが(^ ^;




 ごめんなさい、今日は長くなっちゃいましたね。



 参考までに本のご紹介をしておきましょう。

    http://tinyurl.com/aozjn


 それではまた〜
 
 
posted by ヨシムラ タケヒロ at 11:41 | Comment(2) | 坂本龍一を考える。-メルマガ・バックナンバー
この記事へのコメント
バンドちゃ〜バンドかもしれないが、一般のバンドから掛け離れてるというか、言葉にするのは難しいですね、、YMOなんかでもSolidStaysSurvivaなんかモロバンドって感じするし、ソロになってからはカテゴライズしにくいと言うか、ハウスだったりヒップホップだったりエレクトロだったりのその時の型をかりた、坂本龍一って言う音楽のような気がします。このサイトをのぞくと教授の昔のアルバム聞きたくなります、更新がんばってください(^-^)v
Posted by Q at 2005年10月16日 21:06
♪Qさん
つい、幻を追いたくなりますが(^ ^;

そうなんすよね、ソロは常に「時代の音」がしてますもんね。
変化してこそ教授ですし、もちろん「核」の部分は変わらずに。
だからずっと自分も聴き続けているんだと思います。
ということはやっぱりこれが教授にとっての「現代」なんでしょうねー。

昔の作品を思い出していただくのは管理人冥利につきます〜
ありがとうございます(^-^)
Posted by 吉村たけひろ at 2005年10月17日 17:15
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