2005年11月06日

vol.12 ポール・ブレイ

━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━
  
☆『ポール・ブレイなんかは、あんまりピアノもうまくない
  からさ、吶吶として、半音階的だったりさ、常に迷って
  る感じで、面白いなあと思った』

━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━
 
 「坂本龍一・音楽史」(太田出版/1993年/在庫切れ)
  より。
 


●「/05」は、教授自身の説明にもあるように「/04」
 がピアノに対して「挑戦的」であるならば今回は「瞑想的」
 にアプローチした作品で、その繊細さがとても魅力的だ。


 僕も今回はただ単に「千のナイフ」をやっているとか、そ
 ういう意味での期待はしていたが、「/04」が僕にとっ
 ては作り込んだ印象が強く、あまりリラックスして楽しめ
 なかった作品だったので、アルバムとしてそれほど心待ち
 にしていたわけではなかった。


 それだけに、同じピアノアルバムでもここまで違ったもの
 になるとは全く予想もしていなかったので非常に驚いてい
 る。


 このアルバムを聴いてすぐに思い出したピアノアルバムが
 ある。


 


 ポール・ブレイの「オープン、トゥ・ラヴ」だ。

        http://tinyurl.com/cudyp
 (紙ジャケ) http://tinyurl.com/79cmv


 彼の作品のなかでも極めて評価の高い作品で、音楽のスタ
 イルや方向性はまるで違うものだけれど、ここでのポール
 の官能的と評されるピアノの「揺らぎ」のある弾き方や、
 少ない音数で最大限の効果をあげている方法論には、教授
 のアプローチと共通する匂いを僕は感じた。



 「/04」では一度もそんなことは思わなかったのだが、
 このことからも「/05」は単なる続編ではなく2つは全
 く違う作品といえると思う。



 違いといえば、教授のアプローチが意図的なものだという
 証言があるのに対して、

 ポールの「オープン、トゥ・ラヴ」は、彼がニコチン中毒
 に近いコンディションの時に録音された作品で、あの演奏
 は体調が影響した結果に過ぎず決して意図的なものではな
 かった、という意味の本人談が残されている。



 「オープン、トゥ・ラヴ」/ポール・ブレイ

        http://tinyurl.com/cudyp
 (紙ジャケ) http://tinyurl.com/79cmv




---------------------------------------------------------

●あとがき

♪こんにちは、吉村でございます。


 すっかり寒くなってまいりました。

 風邪が流行っているようですね。

 ぼくも鼻水が止まらないのですが、どうも花粉の
 影響のようです。

 春は仲間がたくさん現れますが、この時期では
 少数派のようで、孤独な闘いであります・・・(T▽T)



 それではまた〜


●教授の最新ニュースはこちらで
   https://www.sitesakamoto.com/newsletter/

●坂本龍一ブログ 
   http://blog.sitesakamoto.com/

●坂本龍一2005ツアーブログ
   http://2005tour.sitesakamoto.com/

●坂本龍一オフィシャルサイト
   http://www.sitesakamoto.com/
 
 
posted by ヨシムラ タケヒロ at 15:49 | Comment(2) | 坂本龍一を考える。-メルマガ・バックナンバー
この記事へのコメント
吉村さんどーもです(^ー^)04はRIOTinLagosとUndercooledが僕の中でのBestTruckです。音を創る仕事のせいか?創りこまれたものに、自然に耳が傾きます、まあ、ピアノだけの曲はセンスだけで成り立つものでもないでしょうし、技巧的にごまかしても深さがないでしょう。入院してたので、05はまだ買ってません、blog読んだら聞きたくなったので買いに行きます、更新がんばってください!いつも、新たな発見があり楽しみにしてます。
Posted by Q at 2005年11月10日 08:51
♪Qさん
ちわっす(^^なるほどー、プロの方ならではのご意見ですね。
ぼくも楽曲単位で見ると好きなものがたくさんありまして、undercooledはシンプルなアレンジのせいか、コード感がよりダイレクトに感じられてグッときました。
また視点を変えて聴き直してみますー。
お体、大変だったんですね。お見舞い申しあげます。全快されていらっしゃるとよいのですが、どうぞお大事になさってくださいね(^-^)
Posted by 吉村たけひろ at 2005年11月12日 01:50
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。